考察と仮説編
※宇宙で4人くらいの読者さまへ。「革命元年とはなんだったのか?その1」と合わせてお読みください。
■この一連の中で、もっとも大きな「革命」とは、もちろんエルダークラブの大量卒業。
無論コレは、新陳代謝を促進するための準備であるのと同時に、対外的な意味での健在っぷりをアピールを狙ったものだと想像される。
事実、写真週刊誌などで、「卒業!」の記事が踊りまくったわけで。
しかし、世の中のメディアは、そもそもにして「ハロー!プロジェクト」というのが、どういった括りであるのか良くわかっていなかったためか、モーニング娘。OGたちの名前だけが妙に列挙され、「モーニング娘。ブランド」を世間に思い出させる結果となっている。
例:「あぁ、まだいたんだな。懐かしい! でも卒業って何?」的な。
しかしながら! この思い出させた、という事実がすごく重要だったのです。結果的に。
これが、辻ちゃんのメディア露出による活躍と、OGたちの各種番組出演までを見越した「戦略」だったのなら、スゴイ策士がいると思う。孔明クラスの。
でも、おそらくは偶然。だよねー?
■だが、OGなり、松浦さんなりに対する事務所のプロモーション体制の熱量があからさまに低くなっているのは、分割後のファンクラブ活動暦を見ると明らか。
モー娘。OGらを引き受けている「M-Line」は、ファンクラブ限定イベントがとても少ない(飯田さんあたりは、たしか皆無のハズ)
コンサートツアーは、安部、松浦のみが行っているが、各所で空席祭り(ワンダ系のDDが行けなくなったためもデカイ)。
また、音楽ガッタスは開店休業だし、メロン記念日のファンクラブには会報が無いそうだ。
ま、ファンクラブ分割のマイナス要因に関しては、革命の余波による被害(おいおいおいおい!)だと言うしかないなー。
■ファンクラブ分割による弊害は、それ以外にもかなり激しくある。
これは、UFの社内組織(各グループを管轄するスタッフィング)の流れがそのまま影響してる気がするのだなー。
イベントやコンサートの日程のバッティング、スケジュールのタイト化、告知方法、通販の問題、客への負担増加など、どうも…。
■有原栞菜の一件は「革命元年」とは無関係と思われる…が、休養したタイミングがどうにもキナ臭い。ま、仮説は保留。
■そのほか、言ってしまえばエルダ卒業も含めて、「足きり」と邪推されるような「脱退&卒業」が多いのも、革命元年の特徴。
2008年には一人の脱退/卒業も無かったのに(美勇伝が解散、是永美記のエルダへの昇格など、その後への布石と思われる動きは多数ありましたが)。
■同様に、エッグの活動や抜擢が目立ったのも、この年のこと。
それまでの活動は「新人公演」や「バックダンサー」、「演劇出演」、そして「音楽ガッタス」くらい(あとMilkyweyとしゅごキャラエッグもあるか)だったのが、一気にハロプロ本体と近しい部分へと、活躍の場が広がってきました。
正式なデビューを見越した(言ってみればエッグ発としては初のパーマネントユニット)S/mileageが誕生したのは、大きなトピックでしょう。
■また、プロモーション活動の変化というのも、ある種、革命元年の特徴と言えるかもしれません。
かつて℃-uteで行った地方サーキット、地方ラジオへの出演、ショッピングセンターでのイベントといった、いわゆる「ドサ周り」をキレイにトレースして行い、
それに加え、ほぼ同時に積極的なテレビメディアへの露出を行った真野恵里菜は、それまでのUF系にはない、ハイブリッド展開を行った例と言えるでしょう。
そして、この夏。
それと同じことを「いまさら」にように、あわてて行ったグループがいます…。
★
…といった勝手な考察と、事実から導かれる、革命元年の真の目的とは!
【モーニング娘。の復権】
と
【ハロプロエッグの再編と展開】
この2つなのでしょう。
それ以外の要素はかなぐり捨てています。
Berryz工房も℃-uteも、革命元年の蚊帳の外に居ます。前回書いた事実の列挙でも、それはわかるでしょう。
というわけで、上2つの「革命」についての各論は、また今度。
つづく
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