我が友、TK(在宅ヲタ)が「SHOCK!」を聞いたそうです。
彼がブログで書いてた感想を勝手に引用します。
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今さらですが、℃-uteの『SHOCK!』を聴きまして、こっちがショックを受けましたわ。
「つき合ってた相手に二股をかけられてショック」て。
『どうしようもない夢追い人』のヒモに貢いでる女性とか、なんで最近のハロはこういうダメ男に翻弄される女性を歌った歌詞が多いんだろうか。
告白できなくてドキドキとか、初恋のワクワクとか、そういう素直にアイドルらしい方向じゃダメなん?
だってこんな歌歌われても登場する男に1ミリも感情移入できないじゃないですか。
基本的にアイドルヲタは二股かけるような甲斐性はない一途で誠実なジェントルマンなんだから。
自分とは縁遠いヤリチン男に憧れの女性がまんまと食われてる世界を歌われて誰が楽しいんじゃろう。
女性だってそんな恋愛負け組ソングを「アイドル」に求めちゃいないでしょう。
こんなんじゃAKBシングルとの差は開くばかりですよ。
つんく♂は「初デートでラーメン」とか「見た目はへなちょこりん」とか書いてた頃の気持ちを思い出して!
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以上、僕も激しく同意なのであります。
歌というのは、歌詞の世界というのがとても大事です。イマサラ言うまでもありませんが。
『私の未来のダンナさま』も、「彼氏欲しいなー」みたいなノリで軽くて楽しいノリ曲だったのに、
「まずは合コン♪」って歌詞でガタガタッとコケませんでしたか?(誰に尋ねてる?)
僕はきました。
「合コン」とか「二股」とか「夢追い人」とか、決してポジティブではないワードを入れることで、歌詞にインパクトをつけたかったんでしょうけどね。
その目論見はまったく失敗です(断言)。
同じテーマの楽曲である『byebyebye!』のがずっとポジジティブなんだよなー。
まぁ、℃-uteもBerryz工房も、「初デートうきうき★」とか「であってまだ半年で★」とか「初恋ってこんななの?」みたいなノリは、もう無理があると、つんく♂は判断したのでしょう。
たしかに両グループ共に、年長組はみんな高校3年ですからね(朴念仁が一人いますけど)。
前述のかわいい路線はスマイレージが受け継いでいこう、ということなんでしょうね。
ええ、もう時代はスマイレージですよ。
マイマイのが年下ですけど!
愛理と梨沙子と同い年ですけど!
歌唱力はアレですけど!みたいな!
コホン。閑話休題。
20歳を過ぎたならまた違うけど、ともかく、まだ10代のアイドルに求められる(というか、圧倒的大多数である男性ファンが求める)のは、処女性です。
たとえ幻想であっても清廉潔白でなくてはいけないのです。
だからこそ、矢口も、ミキティも、村上も、脱退したんじゃなかったですか?
というか、各グループのファンは何を求めていると思っているんでしょうかね?
ニートのヒモに貢ぐ歌を歌ってると「カッコイイ」んでしょうか?
ジンギスカンで明るく楽しい歌を歌いながらも、合コンに憧れてるとか言ってると「カワイイ」んでしょうか?
明らかにグジグジとしてて過去を吹っ切れてない二股恋愛の歌ってのは、どこのアイドルさまが歌うんでしょう?
そんな歌、どこのアイドルファンが喜ぶんでしょうかね?
あゆだって、ガルネクだって、いや、AKB48だって、アイドリングだって、そんなん歌いませんよ。
アイドル(偶像)とは、夢を売ってナンボでしょうが!
逆に女子からの共感を得たいなら、もっとリアルな詞が必要です。
でも、つんく♂のコレ系の詞は、生々しいのにウソクサイ詞なんだよなー。
「明日は初デート★よねよねよねよね」みたいのは、リアルなんだけどなー(男子の理想的な意味で)。
いや、娘もベリキューのどの曲も、シングルじゃなかったらまた別なんですよ。
アルバム曲であったなら、「そういうのもアリ」程度で笑ってられるんですけどね。
シングルってのは名刺であったり、売り上げで量られるバロメーターなワケですから、
も少し「一般性」というか、「売る」とか「浸透させる」こととかを真面目に考えるべきじゃないかと。
なんかねー。ファンをがっかりさせるために活動されてるみたいな気になってきますよ、本当。
売る気ないんじゃないか?
℃-uteの『SHOCK!』は、新生℃-uteがコレとか、愛理一人とか、そういう要素を除いても、アイドルの歌うための歌としては及第点に達して無いと僕は思わざるを得ないです。
まぁ、「愛理一人」って戦略に関しては、じつは評価してるんだけどね。
だったら、も少しプロモーションでテレビなりにどんどん出さないと。
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残念ながら、今の℃は「良いモノ」ではないです!(断言)
マイナーなものです。
地下レベルの文化です。
消費されて消えるものです。
運営側の無為無策と、Pのクソ曲オンパレードで、崩壊寸前です。
彼女たちの持っている本質とは別のところで、「そういうふうに」なってしまいました。
だからこそ、自分の気持ちとは真逆の「現実」を理解してないと、
しょせんは自己満足である「応援」に身が入らないのです。
応援していれば花が咲く…みたない幻想は、早々に忘れないといけません。
僕がCDやDVDを一度に50000枚買える大富豪なら、数字の上ではヒットしますけどね。
現実はそうじゃないわけで、じゃあ自分のできるタカが知れてる事をやるなら、
できるだけの事をするべきで、その最終目的地をどこに設定するかってのは大事なのです。
応援にだってモチベーションは必要なわけで。
「いつか花は咲くだろう」とかジャッカー電撃隊じゃないんだから、本当にやる気あんのか?みたいなのを設定しちゃイカンと思うのです。
そう願うのは大事だけど、自分の力では出来ないんだから、目的にはならないのですよ。
といって顔認識とかは、僕の趣味じゃないしねー。
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「℃-uteと自分との距離感」
推してゆく気持ちは、愛は変わらないけど、そこではずっと悩んでいる。
う~む、なんか非常によくわかった。
まさしく、TK氏、尾上さんのおっしゃる通り。なるほどなるほど…
投稿情報: ドングリーズ | 2010/01/22 18:22
なるほど。
自分の気持ちに真逆な現実を理解しないと、所詮、自己満足ですか…
肝に銘じます。
投稿情報: ロー | 2010/01/23 11:28