ミラクル。和訳では奇蹟。
モーニング娘。にはいろいろと異名というか、通り名を持つメンバーがいました。
エースとか、マザーシップとか、てってけてーとか、コネガキとか、気だるいとか、なんかまぁいろいろありました。
しかしながら、加入前すでに「奇蹟」と呼ばれたのは彼女しかいません。
思えば、名前がコンサートタイトルにまでなったほどの鳴り物入りでの加入劇。
加入早々のソロ活動『きらりんレボリューション』、そして3年間もの活動実績と、その大成功。
年少のユーザーへモーニング娘。の名を再び浸透させた事実たるや、すさまじいものです。
まったくもって「ミラクル」と言っても過言ではありません。
しかしながら、モーニング娘。本体における久住小春はどうだったのか?
僕自身が娘。ヲタではないので、詳細なことは言えませんが、
ここまで鳴り物入りで加入させておいて、小春フィーチャーの楽曲の少なさには驚きます。
立ち位置センターフォーメーションの少なさに驚きます(コンサ、PVなど)。
16,17歳の少女を「ミラクル!」と、もて囃しておいて、グループとしては『しょうがない夢追い人』を歌わせる神経が僕には理解できないのです。
結果論というか、穿って見ますが、小春とは『きらレボ』という企画のための存在だったのではないか? とまで勘ぐりたくなります。
彼女の活動記録は、そのまま『きらレボ』の記録でもあるからです。
ま、そんな大胆仮説はいいとして。
小春が卒業なんです。
モーニング娘。としての久住小春は、高いタレント性と『きらレボ』活動による実績などなど、
いろいろ鑑みて次世代娘。を支えうる存在でありました。
モーニング娘。としての久住小春は、本当にすばらしい活動をしていたし、得がたい存在感を示し続けていました。
今後、改変(高橋体制の崩壊)があるなら、確実センター候補でしたし、
端的に言って、ファンからすれば、まさにミラクルを起こしうる存在感だったわけです。
それが叶わないということは、悲しむべきことではあります。
でも、娘。という枠組みそのものが、小春には狭かったんじゃないカナ、と。恋カナ、と。
パート割りもまばらな昨今のモーニング娘。に居て、『きらレボ』以上に輝いていたかどうかは本人しかわかりませんが、
僕は、『きらレボ』の小春はものすごく輝いていたと思います。
★
12月のツアーファイナルをもって、モーニング娘。だけでなく、ハロー!プロジェクトを卒業するとのこと。
卒業以降の活動については、明示されていませんが(モデルを目指すらしいけど?)、
そこには一抹の不安も感じません。少なくとも僕は。
小春には月島きらりがあったし、今も「おはスタ」のレギュラーがあります。
つまり、元々タレント力があるし、根性あるし、実績もあって、「元モーニング娘。」というネームバリューもできたってコトです。
小春ソロがもし成功しなかったら、モーニング娘。なんてもう終了ですよ。
ネームバリューすら通じないってことだから、もう本当に救いようがない。
ただひとつ言えるのは、とってもミラクルなヤツがソロ活動を前提に動き出すのです。
端的に言って、ここ最近の「リストラ卒業」の流れとはモノが違うと思います。
僕には過去のどの卒業者より、明るい卒業に感じます。
ソロがここまでしっくりくる人は、今のハローにはいないんじゃないかな?
幸多かれ!
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