2009年6月7日中野サンプラザ
ハロープロジェクト新人公演、中野STEPが開催されました。
S/mileageのインディーズデビューの日でもありまして、楽曲「ぁまのじゃく」の初披露なんてのもありました。
コンサートそのものに関しては、特に記すべきことはないです。
いつものように楽しく、いつものようにエッグヲタが暑かったです(笑)。
まぁ記すならば、以下の2点に尽きましょう。
「北原沙弥香の覚醒」
「佐保明梨の気合い」
輝いてました。ギラッギラに。事実、ヲタ方面からの評価もうなぎのぼりです。
のっちや森咲樹、小峰桃香もよかったですが(あと小夏ちゃんと西念が地味によかった)、
さぁや&佐保のパワフルさには及びませんでした。
(あ、譜久村聖ちゃん(ふくむらみずき)の、クイズコーナーでの大活躍は、親戚のおじさん的視点で心配になりましたが)
おそらく、さぁや様は、きら☆レボを卒業して帰ってきたホームで、自分の成長を見せ付けたかったんだと思います。
で、佐保ちゃんは、まぁ反骨精神でしょう。ユニットに選出されなかった悔しさからという。
佐保ちゃん逸材だと思うんだよなー。
切れ長の涼しい目元、色白、黒髪、すらっとした手足と長身、なにより特徴的なちょっと低くて鼻にかかった声。
ハロプロじゃ珍しい和風美少女なんだよね(譜久村ちゃんも和風の系統だな)。
ちょっとキツ目に見えるあたり、どストライクな人絶対いるし、実際性格も超しっかりモノで。
たしかインタビューで、しゅごキャラエッグの面々が「明梨は年下なのに一番しっかりしてる!」って褒めたんですね、口々に。したら「私がしっかりしてるんじゃなくて、年上なのにみんなが子供っぽいんです」と返す。
どうです、このトーク力&上から目線!(笑) 確実にクール女王キャラ。将来が楽しみです。←何に?
えーっと、以上のように、かなり色眼鏡で見てますが、佐保ちゃんはとにかくすごかったです。
歌、ダンス、すべてにものすごい気合いが入っていた。
誰よりも大きく動いて、誰よりも伸びやかに歌っていました。
しかしながら、反面、少女らしい笑顔が少なかったんじゃないかな、と。
逆に、あまりにも余裕なさげっつーか、
クイズコーナーでは待機中もあまり笑ってなかったし、回答者を見たりもしなかった。
真野ちゃんなんて、キャイキャイ楽しそうで、違うチームの子に答えを教えたりしてたのに。
佐保ちゃんだけはキリっとして前を見てましたね。
あ、花音が「さほ!」って間違い解答したときの表情をよく見ておけばよかったよ…。
まぁ反骨とか言うとネガティブに聞こえるけど、人間だもんね。それにまだ中二の子供だもの。
そういう負の感情をエネルギーに変換してもいいと思うんです。
選ばれたメンバーを恨んだり、うらやんだりするんじゃなく、そこから自分を高める方向に行ったんだから。
これは負から正へと、まっすぐ進んでるわけだからして。
「私だってできる!負けない!」って、多少心の中はどろどろしてるだろうけどさ(予測)。
さて問題はS/mileage。
好き嫌いを超えたところで、このグループには意図的にあえて厳しい立場を取ることにします。ってダレ様だよ。
来年度にむけてメジャーデビューを視野に入れたグループ。
しかしながらネックは年齢。ダワ、ゆうかりん、花音が中学生3年でしたっけ?
受験しながら、秋からの活動はできるんですかね?
インディーズで真野と同じ戦略なら地方握手会は必須ですが、中学生ではなかなか出来ないでしょうね。
事実、真野のバックダンサー=握手ドーピング要員なのに握手会参加は関東近県だけでしたし。
だから℃-uteはインディーズ時代がすごく長かったんですよね。
みんな子供だったから、週末しか活動出来なかった。
その前にまず、インディーズの定義がアレなんですよ。
真野や℃-uteがやってきたように、いろんな場所で、顔を知ってもらうための活動=インディーズ活動だとすれば、
「受験」と「年齢」が足かせにならないわけが無い。
なによりも、メジャーを目指すならば、ヲタだけじゃなく世間に知ってもらうことが大事だと思うのです。
真野は幸運にもドラマの仕事があったり、グラビア展開ができました。
ピン(一人)だから。
中学生アイドルグループという謎の物体を、どうやって世間へ浸透させましょう?
U-15アイドルという業界は、基本、半地下の世界でありメジャーではありません。
ていうか、U-15世界ではハロプロはほぼハブられています。
なぜなら、あっちの世界はもう低年齢化が進んでますから。高校生はおばさん呼ばわりなんだぜ。
U-13まで来ちゃったものなぁ。だって小学生だよ小学生。
ここはひとつ、「ナイスガールμ」のぶんちゃんを刺客として『sho-bo』に送り込んで欲しいものだね。俺が見たいだけですけど。
えーっと。
ひとつ提言するとすれば、中学生用ファッション誌あたりのモデルをやる…ってあたりが、いい手だと思うんだけど。
「カッコイイ!」「カワイイ!」「そこにしびれるあこがれるぅ!」と、
同性の支持を勝ち取ること。同年代の応援を勝ち取ること。
真にメジャーへ進める、唯一と言ってもいい道は、そういった手段で新規ファン層を開拓すること。
それしかないんです。
金を落とすキモヲタよりも、新しい同年代(か、それ以下の世代)のファンの獲得。それが急務です。
思えば、SPEEDとは、まさにそういうグループでありました。
かつてのモーニング娘。以上に。
そもそも、メジャーが大前提のインディーズ活動なんて、ただのパフォーマンス以外のなにものでもないです。
ブログも活動情報もファンクラブ限定サイトでの発信だけ。
イベントは頻繁にできない。
握手会をいくらやっても、来るのは決まったヲタだけ。頭打ち。
誰に、何を、どうやってアピールする、インディーズ活動なのか?
そのビジョンがない。
真野恵里菜は奇跡です。同じ方法論では不可能です。
ま、それでもS/mileageは成立するでしょう。
良い曲もクソ曲も関係ありません。
だって、お客さんは何でも買ってくれる、DD&エッグヲタだけなんですから。
…それを「低め安定路線」だというんです。それじゃぁ待っているのはベリキューと同じオチ。
いや、それよりも市場規模はどんどん小さくなっていきます。
エッグをドーピングに使った真野があのくらいの数字(「はじめての経験」初動2万強)です。
エッグだけのグループで、その数を超えられるだけの根拠がない。
でっかいタイアップを捕まえてくるしかないでしょうけど…。
こんな明らかな状況で、つんく♂氏は何を、どんなミラクル見せてくれんのか。
「インディーズ活動」から結ぶ「実」はどんなものなのか。
じつに楽しみです。(←だからなんで上から目線?)
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