時は十月二十五日まで遡ります。
★
胸を焦がす想いのすべてをブチまけ、あらんかぎりの声をだし、俺はここにいるんだと手を伸ばし、たまらない気持ちで泣いた。
この日の℃-uteからは、たくさんの灯火をもらいました。
人を元気にする笑顔。
暖かい気持ち。
本当の優しさ。
変わらない友情・絆。
そして忘れえぬ哀しみ。
コンサートが終わって、何もしゃべることが出来なくなり、ただ、とぼとぼ歩きました。
感想なんて言う気力も出ない。
なにしろ言葉が浮かんで来ない。
いや、浮かんだのは「終わってしまったんだ…」の一言だけ。
だけど言えない。
口にだしたら、宝のような二時間が消えてしまう。オチが付いてしまう。
あの「忘れたくない夏」を永遠に封じておきたいのに。
ローと二人で大阪らしい安くうまい居酒屋に行き、いくら杯を重ねてもずっと無言のまま。
遠くのテーブルからは「五人になって…」だの「モデルはさぁ…」だのと雑音が聞こえてくる。
なぜ、そんな事を、もう軽々と喋れるのだろう?
理解が出来ませんでした。
淋しくて寂しくて哀しいだけじゃないんです。心と体と魂を満たしているのは、半身をちぎられたような喪失感でありながら、とてつもない充実感と感動でした。
しかしながら頭で思うのは、後悔と自責の念ばかり。
「もっと見ておけばよかった。歌声を聞いておけばよかった」と。
でも、笑顔と涙で送り出すことができた。自分を空っぽにできた。
最期にようやく言葉を搾り出せました。
「ロー、今日楽しかったなぁ…」
★
時は、なぜ流れるのでしょう?
二十六日にポケモーから、梅さん卒業直筆待ち受けが届きました。
でも、サイトのどこを見ても梅田えりかはいません。
もう、あの笑顔も、あの歌声も、テンション上げ子も、知ってます子も、どこを探しても見ることが出来ないのです。
残酷だなと思うと同時に、現実を知り、前を向かなきゃならないと気を引き閉めました。
2009年10月25日。その日を絶対忘れません。
あの声を、笑顔を、涙を、友情を、大歓声を、言葉の全てを忘れない。
なにより、観客とスタッフが一体となって染め上げた、まっ黄色な…金色に輝く会場を、僕は忘れない。
また梅さんに会える、その日まで。
日常のほんの瞬間に、
突然、あの日の感覚が蘇ったりします。
度々では無いけど、フとした瞬間に、ドコかに意識を持って行かれる感じで…
それ以外は、あまりにも日常です。
…ゴメン…変なコメントで…あの日の事柄は、まだドコかで続いてる感じかも知れん。
投稿情報: ロー | 2009/11/10 23:01
多分、俺はあの日から頭がおかしくなった。
精神を病んだと言ったほうがいいかな?
今、日常に差し障りがでてるよ(笑)。
投稿情報: 尾上@地底探検隊 | 2009/11/11 23:24
あの日を引きずらん人の方が、日常的に病んでるよ きっと!
てゆーか、仕事を休んで11/21に遠征って…
オレも日常に問題出てんのかな(笑)
投稿情報: ロー | 2009/11/12 00:24
この日「10/25 The Day」に関しては、実際にその場にいた尾上さんやローさんの前で、私が何も言えません。お二人の少ないコメントから、いろいろと大きな何か、重い何かを感じます。
何か、尾上さんたちの前では何を言っても軽くなってしまいますが、私も10/25は、私なりに複雑な気持ちになり、あえてまだ買ってなかった『EVERYDAY絶好調!』のシングルVを買って、Close-up Ver.の6人が並んで歌うシーンに涙しながら、大阪に気持ちを送っていたんですよ。ホントに…
先日、舞美シングルイベントで、「大阪に気持ちを送ってました…」って舞美に言ったら、ニコニコの舞美の顔が少しだけまじめになって「ありがとうございました」と言ってくれました。
私も℃-uteがホント大好きです。これからも心から応援します。
だってこんなグループ…ないですよ、ホントに
ちょっと空気読めない感じで失礼しました…
投稿情報: ドングリーズ | 2009/11/14 23:04
[いいですね]
わかります。気持ちはみんないっしょです。
その場にいたとか、見たとかは、物質世界の話というか、
「たまたまそうだった」ということであって、
心というか精神というか、もっと高次な世界においては、
10/25というのは全員が共鳴して、共有した事象であるわけです。
ただ、特異点の崩壊(スパロボ?)というか、衝撃が大きすぎてしまい、後遺症が残ってるんです。主にオレに。
前を向いています。
進んでいます。
でも心はあの日にいるままです。なんか多分。
だから、まだ、℃-uteの曲が聞けません。涙がとまらないから。
投稿情報: 尾上@地底探検隊 | 2009/11/15 02:16
ドングリーズ先輩。
想いは確実に届いたと確信してます。
意味が解らないコメントかも知れませんが、
ありがとうございます。
と、言いたく成りました。
(何でお前が言ってんねんって話ですが…)
想いを送る事を実行するって事は
伝わる事を求めて信じていて、また、そうしなければ居られない溢れる想いを持って居たって事で、そんな沢山の想いに満ちた世界で僕らは繋がっていて、ソレは何て素敵な事だろうと思うだけで
泣けてきました。
ホンマに僕が言う事では無いのですが、
ありがとうございます。
投稿情報: ロー | 2009/11/15 09:39