「同じ時給で働く友達の美人ママ」
「Danceでバコーン!」
「本気ボンバー」
「元気者で行こう!」(←作曲者は不明だけどね)
★
■さ、いかがですか!? 取り急ぎ、理屈抜きで楽しそうではありますよね(笑)。
「寺田乱心」などとネットでは騒がれていますけど、
総じて、ロックで明るく楽しいハロー!プロジェクトに!という(考えがあるかは別として)方向になっている感じはしますね。
まぁ、「同じ時給で…」がしみったれ昭和枯れすすきみたいな曲だったりしたら爆死だし、
10月発売の娘。の新曲次第では、もう、アレなんですけど。
ただ、なんというか、その…「現場で盛り上がったよ!」とかではなくて、
ものすごく違和感的を感じているのは、「グループなりのイメージ戦略がなさそう」ということでして。
もっと言っちゃえば、「出来た曲をテキトーに各ユニットに順番にあてはめているだけ」といいますか。
それって、なんというか2002年くらいの状況に良く似ているような気がするわけでして…。
■2002年から2003年あたりというのは、ハローマゲドンから始まった混沌をずっと引きずっている時期で、
まだZYXも、Berryz工房も誕生していない頃のことです。
その頃のつんく♂は、クォリティ的にはワンパターン色が強くなり始め、
また前述のように、それまでのユニット・イメージを無視したような曲調の作品を振り分けていたのです。
これは、良く言えばイメージからの脱却なのですが、それほど明確が意志を感じないのは、ソレが継続していないからです。
そこらへんは当時のネット(今よりも盛んでした)界隈でも問題視されていた部分で、
当時在宅だった自分は、そういう混沌を見て楽しんでいたのと同時に、曲を聞いては悲しんでおりました。
自分が在宅ハロプロヲタを離れたのも、このくらいの時期でした。
■というわけで、作品羅列! 2002-2003!!
「色っぽい女 SEXY BABY」(2002年カントリー娘。(石川梨華レンタル移籍時))
「CRAZY ABOUT YOU」(2003年ミニモニ。)
「お菓子つくっておっかすぃ~」(2002年ミニモニ。)
「BE HAPPY 恋のやじろべえ」(2002年タンポポ)
「ここにいるぜぇ!」(2002年モーニング娘。)
「モーニング娘。のひょっこりひょうたん島」(2003年モーニング娘。)
★
■まずはカントリー娘。から。
カントリーは2001年の「初めてのハッピーバースディ」、「恋人は心の応援団」といったスマッシュヒットを経て、
2002年に里田まいを加入。そしてドロップされたのが、この「色っぽい女~」でした。
それまでのさわやか路線を忘れたようなセクシー路線は、「なぜカントリーがこうなる?」という疑問をファンに巻き起こしました。
りんねの脱退を経て、次の「BYE BYE 最後の夜」は、タイトルに反してさわやか路線な曲で(PVはちょいエロ)、余計にファンは混乱したものです。
翌2003年には、紺野と藤本をレンタルし、みうなを加入させて、あの名曲「浮気なハニーパイ」を生み出すのですが、
果たしてこれはカントリー娘。の個性なのかは、疑問が残るところです。
■タンポポは、ハローマゲドンの一番の被害者と言えるグループでした。
「BE HAPPY 恋のやじろべえ」はいわゆる3期タンポポ(石川、紺野、新垣、柴田)での、唯一のシングル。
楽曲は佳曲、というか、かなり良い歌なのですが、まぁシングルじゃねぇなぁ(今聞いてもそう思う)。
2期タンのイメージは引き継いでいるのもの、変なHIPHOP調の掛け声とか含めて、「モーニング娘。では出来ない曲を歌う」という、当初の結成コンセプトが完全に消滅しているのが、わかります。
なぜなら、ほぼ同時期に、同じようなHIPHOP調の掛け声をフィーチュアした「Do it! Now」があったのですから。
HIPHOPは流行だったから? 取り入れてたんだって?
あー。よく言われますよね。「ハロプロ楽曲は流行からちょっとズレたところにある変な曲だからイイんだ」とか(笑)。
矛盾してるよなぁ。
ま、つんく♂の盗作疑惑は、この時期顕著でしたからねぇ。
■さて、言うまでもない混沌の象徴であり、戦後最大の失策ミニモニ。です。
「お菓子作っておっかすぃ~」は、ダジャレ系ネタ曲でありながらダンサブルでかっこいいんですけどね。
まぁ、今聞いたら見事なクソ曲でした(笑)。
誰に向けて投げてるのかわかんない大暴投という一点において、駄目ですわ、こりゃ。
当時はミニモニがまだ売れていたからね…。なにやってもよかったという側面はあるんでしょうけど。アニメ映画用の楽曲だったし。
そして、イメージからの脱却&路線変更という詭弁が生んだ大失敗作品「CRAZY ABOUT YOU」です。
これぞ、まさに大暴投。
既存のファン(子供)からヲタまで、すべてを離散させてしまったわけで、どないなっとんねん!と、まぁみんな騒いだ騒いだ。
今聞いたら、「Do it! Now」と区別がつきませんでした(笑)。
別名:タカハシステムの嚆矢。(オレ命名)
■どんじりは、モーニング娘。です。
「ここにいるぜぇ!」は、今でこそライブでやられた日にゃぁ、自分ですらも跳ねまくってしまう曲ですが、発表当時はズタボロでした。
1999年から2002年初頭まで続いたダンス☆マン路線を捨て、しみったれた路線(とはいえ佳曲)の「Do it! Now」を経てからの一曲で、高速のテンポの楽しい曲なのですが、
これがまた一部に不評で、「どこにいるんだよ!」などと、濃いファンからは揶揄されていました。
これ以降、編曲の鈴木Daichi秀行は駄目なんじゃね?論が、BUBUKAあたりで定説化するんですよ。
ハロプロネガキャンの発端ですな。
まぁ、続く2003年1発目のシングルが、「ひょっこり~」ですからね。
ネガキャンもやむなしというか、ハロプロの失速が見え始めたころなわけですよ。
★
■というわけで、この2002年から2003年の時期に共通しているのは、
●楽曲の類似
●グループイメージの大幅な変化>しかも継続しない
●おもしろタイトルで目を挽くこけおどし的手法(これは昔からだ!)
……というのでしょうかね。
ご興味があったらYoutubeなどで各曲を聞いてみてください。
全部通して聴くと、フレーズは覚えてても、どの曲がどのユニットの曲だったのか、いまいち思い出せなくなりますよ(笑)。
ありていに言えば、どの曲もモーニング娘。が歌って違和感がない、ということでもあります。
「出来た曲をテキトーに各ユニットに順番にあてはめているだけ」というのは、
当時のネット界隈ですごく言われてたことで、
特にカントリーの曲は、「娘。用の曲だったんじゃねぇの」とか、ものすごく言われてました。
★
そういうのが今と非常によく似ているなぁと思うのは、ユニット数が増えてきて、2002年あたりのような賑やかな感じになったからなんでしょうかね。
まぁ、つんく♂の曲って、「コレ、●●用の曲だったんじゃねぇの」みたいなのは、
ずーっと言われていることで、そんな騒ぐことでもないのですが、
各グループのイメージとかが、まったく定まっていない…定まらなくなってしまった今回の楽曲群というのは、どうにも座りが悪いというか、気持ち悪く感じるのです。
そもそもサル踊りから始まったBerryzのおもしろ路線。
2曲目にしてああなったスマイレージ。
デビュー当時からグループイメージなんかカケラもない℃-ute。
唐突に躁方向にハジけてしまった真野ちゃん。
……これで、次のモーニング娘。の曲は、どうなっちゃうんだろうなーとか、心配しちゃいますよ。
2010年。
まだまだ激動が待っているような気がします。
★
ちなみに、この2002年には、実験的であり、いまだにどうにも評価ができかねる試みがありました。
「ポッキーガールズ(POCKY GIRLS)」 と 「ビーナスムース(Venus Mousse)」の分割です。
CM用の楽曲のための分割でしたが、これが発展して、のちのさくら組&おとめ組へと繋がっていきます。
なんか、こんな変なこと、始めなきゃいいんですけどね。
[いいですね]
なるほど~ですね。
こういう歴史を振り返るのは大事ですね~!
このハローマゲドンが始まった2002年から2003年頃って、もしかしたら私が現場にもしっかり通う本格的にハローファンになった頃で、ほとんどのグループのほとんどのCDとDVDを買うようになった頃のようです。
つまり、私はハローマゲドン以前の、世の中で一番ハロプロが流行っていた頃は、それほどファンでもなくて、5期が入った以降、いやむしろ6期が入った以降に大ファンになったので、尾上さんがこの記事で書いているような混沌とした時期、つんくがユニットイメージが描き分けられなくなった頃の、いわばハロプロが下降線をたどり始めた頃こそがいちばん思いで深いというか、いちばん好きだったみたいです。
いちばんガンダムを見そうな年齢の時に出会ったガンダムが運悪く「ガンダムZZ」だったら、ファーストよりもZよりも、あんなZZが思い出と共にいちばん好きになってしまうような感じでしょうか?
そういう経緯だからなのか?どういうわけなのか?分かりませんが、最近、尾上さんが日々、ハロプロの現状にお嘆きなさるほど、私は苦しくないんですね、なぜか。
まぁここまでの経緯がひとりひとり違うのですから、感じ方が違って当然かもしれませんね。
投稿情報: ドングリーズ | 2010/08/04 02:11
[いいですね]
歴史とは振り返って総括した後付の結果なのであって、現在進行形の歴史(まだ歴史になっていない状況)の渦中にいるモノってのは、意外というか当然にして、まったくもって客観的な状況が見えていなかったりします(例えば自分)。
しかし、客観的事実が捉えられていれば、それでオッケーなのかと言えば、例えば、仮に自分が山口多聞の生まれ変わりとして、現代の歴史的知識を持って昭和17年の6月の太平洋に、突然とタイム●リップしたとしても、実際のところナニができるのか…って言うと、おそらく大した事はできないのだろうと思ったりもします。
まあ、山本五十六の生まれ変わりであれば、作戦そのものを変えることは可能だったのかもしれませんが、それは、もはや、まったく違う歴史なのではないかと思いますし、日本が最終的に勝利するかどうかは別の話なワケワカメ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E6%B5%B7%E6%88%A6
わかめわぁ~?(byみやび)
で、何の話でしたっけ?
そうそう。実は自身の底の浅い経験を語らいますと、2002年ごろから「まつばらだんぢ」さん(仮名)にモームスの情報を植えつけられ始め、2003年ごろから、なんとなく一般人を超えたレベルでモームスを意識し始め、2004年から、ようやく活動と言える活動を開始した「浅いハロオタ」的な自分にとっては(てか、ずいぶん時間かかってるなぁ~笑)、「どこにいるぜぇ!」ってのは、(少しさかのぼって)最初に好きになった娘。の楽曲(のひとつ)だったりします。
自分の中では、「これぞ娘。!」って「印象の」曲だったりします。
歴史的経緯をふまえて客観的に見ればチガ~ウ(by千奈美以外)のでしょうが、とーぜん、ダンスマンがどうのスズキダイチがどーのなんて知識は無い時分の話であり(今でもあまり無い)、あくまでも「自分基準」なのであります。
後々、ダンス☆マンが、恩逆ガッタスで復帰を遂げた時に、「なんでガッタスなんだ?」「なんで娘。じゃないんだ?」と古参の方々が、おそらくそのような印象を持たれていたであろう中で、自分は「(いまさら)ダンス☆マンのどこがいいの?わっかんないよ!(まいまい風)どーでもいいじゃんよ!!」(←別に悪いと思ってるわけではないけれど、ホントに真髄が分からないの)とか、ぜんぜん違う事を言ってたりしたわけです。
自分にとってはベリ迷走の象徴的存在である「サル踊り」…まあ、実際の迷走は、さらに遡って、すでにベリービューティーの頃から始まっていると思いますが、それはともかく、「サル踊り」ってのは、自分がもっとも忌み嫌うハロー楽曲のひとつなのですが、コンシャートの様子を見れば一目瞭然な通り、「あれがベリの真髄!!」って思ってる方も結構いらっしゃるのではないのか…と思ったりもします。
確かに、現在の「楽しいベリ路線」の根源的な楽曲であり(結果的に路線として定着したにすぎないけれども)、それはそれで歴史的に見れば意義はあるものです。
んが、しかし、そんな事が重要なのではなく、個々のファンにとっては、やっぱり出会った時が好きになった時であり、その時のキミが一番輝いていたよ!!ってヤツなのではないのかと。
すべては「出会い」であり「思い出」なのです。
そこが大事!!
歴史の渦中にいるモノにとっては、「今、自分が見えている範囲」が全てなのですから。
ま、いずれにせよ、彼女たちが、「出会ったころのキミのママでいて」くれるはずもないのは言うまでもなく(そのままでは、それはそれでつまらんけど)、結局のところ、「第二成長期ンガっ~!!」なんて叫んでいるベリオタ(例えば自分)は、実際の耐用年数にカカワラズ「古臭いオタ」なのであって、んでもって、ショーがなく
「イケッ!イケッ!●ンキーダーンース!!」
とか、なかばヤケクソ気味にやってるのは、過去に申し上げたとおり。
が、それも含めて「楽しい」と言わざるを得ない苦境(笑)に自分は立たされているのかなぁ~と。
自分にとっての最高の梨沙子は、2005年頃の梨沙子なのですが、他人(ヒト)によっては、
「ショーナンカワラヤネの梨沙子以外は梨沙子じゃねぇ~」
と、「ペド的嗜好を隠しもせずに●●は自分の思いを吐露した…」
的なお方もいらっしゃるでしょうし、アフタートークで同席されたしんいちろう氏のように
「最近は梨沙子が気になる」
って方もいらっしゃるわけです(ま、俺も「気にはなってる」チガウ意味で!!)
おっしゃるとおり、
「歴史は繰り返している!!」
のかもしれませんが、自分にとっては
「歴史はぶり返す!!」
って感じかな~(←意味不明)。
でも、ぶり返したところで、以前のリーちゃんが戻ってキテクレルわけではないのです。
熱が出たり変な時に駆けつけてクレルワルワ…ではないのです。
んが、日々変貌していく梨沙子も、また、愛おしいと思っていければいいなぁ~(理想)。
と、遠い目をしてモノオモイにふけるのであった。
まあ、不可能なんだろうけどね…それ。
あ、会社行かないと!!
投稿情報: A | 2010/08/04 06:48
要するに、根底として現場主義から入ったみなさんと、
そもそも在宅分析野郎だった自分とでは、楽曲ひとつとっても捉え方が異なるってことでしょう。
別にどちらを否定するつもりもないのですけどね。
今の楽曲群の評価は、それこそ後の歴史が証明するのでしょうが、
それでも過去の楽曲は、なんでもかんでも良いとは思えないわけです(ZZガンダムが、一部熱狂的なファンがいるにせよ、いまだZよりも評価が低いことと同じで、駄目な部分はどこまでも駄目だと思うのです)。
そんな駄目だった頃の駄目な要素と、昨今の楽曲群は要素として近しいな、と思ったわけで。
例えば、この記事は、「昭和●●年のバブルの日本と、今の中国は似てるよね」、みたいな比較対照論のひとつでしかないのです。
でも、そこには確実に問題点が見えているのですが(歴史は教訓になる、というのはそういうことだ)、
じゃあそれがわかったから中国がバブル崩壊しないかっつったら、それは出来ないわけで、
ぶっちゃけ、しなくてもいい比較論なのですけどね。
ただハッキリ思うのは、あのころのハロプロには上昇志向があったけど、
今はただ、現状維持の姿勢しか感じられないってことで、
そういうモノには疑問符を感じるばかりだなぁと。
エンタメとして刺激が少ないというか。
「現場は楽しいのに」と、ことさらに思うのは、現場以外が楽しくないからなんだろうな、と。
僕は、極論、享楽や感動、多幸感を得たいのであって、ツライ想いや、ガッカリ感を抱えて応援はしにくいなぁと最近思うのです。
そこに、あの娘がいないだけで、ここまでこうなっちまうとは…。
めぐぅ…。
めぐじゃねぇよ!!
投稿情報: 尾上@地底探検隊 | 2010/08/04 10:14
ちょ、誤解が…(笑)
自分は根底から現場主義などではないですよ。
生まれた時は在家です(笑)。
ただ…いまさら、分かりきった事を言うのもナニですが…「こーいう現場」=楽しみ方があるって教えてくれたのが、いわゆるハローなのですよ。
(てか、自分は他の現場は知らないです)
別に、何かを否定し、何かを肯定するつもりもありませんが、少なくとも自分にとっては、非常に単純な事なんです。
「現場の楽しさを、コレから学び」
「現場が楽しいから、コレにはまり」
「現場が楽しいから、続けていられる」
んです。
楽しい限りは続けていけるんです。
>「現場は楽しいのに」と、ことさらに思うのは、現場以外が楽しくないからなんだろうな
ではないんです。
「現場は楽しいから○×▲」(←無論、多少のドーピングはあり)
なんですよ…たぶん。
(まあ、そういう意味では、現場至上主義であり、立脚点がチガウと言えば、チガウのかもしれないけど)
現場ってのは、別に「澁谷公会堂」とか「中野サンプラザ」っていう具体的な会場ではなくて(当然ですが)、総統閣下をはじめとする、たくさんのオタモダチ(笑)も含めた、あの子たちの(に)集う空間というか、存在や繋がりそのものですよ(このVOXもそう)。
そもそも、ハローが、単なるテレビタレント的な、一方的に提供されるだけのメディアにすぎなければ、とっくに無くなってると思います。
悪評高き2002-2003年のハロマゲドンを経てもなお、寺田さんのグダグダな楽曲と誰が誰だか区別のつかないジャリタレによる、中途半端なパフォーマンスが提供され続けていてもなお、いまだにソレが存在していられるのは、現場(主義)があったからだと思うのですよ。
なので、ハローが現在置かれている状況も、正当な成長や進化かどうか、そもそも望まれていたものかどうかは、多分に怪しいとは思うのですが、ソレが10年にわたり繋がってきたひとつの「結果」であり、現時点での「あるべき形」なのだと思います。
「歴史に学ぶ」って点については、確かにご指摘の通りだと思います。
歴史をひもとく限り、あんまりいい材料はなさそうですね。
が、同時に、
「コレは、未だかつて、誰も経験した事のない歴史だ」
って側面もあると思うのですよ。
つまり、今後の結果(歴史)は、まだ分からんのかもしれないのです。
のーてんきかもしれませんけどね。
無論、現場を支えているものが、「現場以外」だって事は理解しています。
現場で麻痺していて、足元に目を向けないのは、愚かだと思います。
現場に浮かれているだけの連中(自分を含む)を見れば、「おまえら楽しければいいのかよ!」って気にもなりますし、そんな状況を直視し続ければ、いずれ訪れるであろう崩壊と絶望がチラチラと頭をよぎります。
確かに問題だとは思うのですよ。
対象がなくなれば、続けていられないわけですからね。
でも、それでも、現場が楽しい事が、今の(少なくとも自分にとっての)ハローの原動力なのであれば、とにかく、今、それに乗っからん事には始まらん…ってだけの話なんです(それがなければ、とうにやめている)。
そもそも、自分自身がいつまで続けられるかも分からないですしね。
ま、こんな自分とて、背景には、いろいろと複雑な(かつくだらない)思いはあります。
どっちにしたって、あの子たちを食い物にして、楽しんでいる(食い物にされてるとも言う)、刹那的で罪深い行為なわけですしね。
でも、とりあえずの結論として、極めて単純に、
「終演後の飲み会でのビールが美味い!!」
でも、良いのかな?
って、最近、特に思うようになりました。
ま、人それぞれですが。
投稿情報: A | 2010/08/04 12:56
いや、別に「YOUたちは現場で楽しそうでいいなぁ。ポキリンは小難しい気持ちナリよ」
ってことでないんですけど(笑)。←誰もンなこと言ってません。
自分も現場が好きだし、現場にいたいと思うのです。
アイドルなんてすべからく現場しか楽しくないです。組み立ててナンボのガンプラです。
AKBはその中で、メディアだけでも楽しめるように作ってある、お手軽アクションフィギュアみたいなものです。
どっちも楽しいぜ★ 楽しみ方が違うんです。
でも昨今、
現場に至るまでに、それ以外の粗雑な要素が耳に入りすぎてしまうのが、つらくてつらくて、悲しくて。
とてもじゃないが現場に行くモチベーションが保てないぜ…って感じになっている僕なのです。
まぁ行くんですけど。
んー、なんというか、現状の事務所が掲げている、
「現場=興業」主体の閉じたファンサークルで回るハロー!プロジェクトってのがあるじゃないですか。
それ自体は、別にいいと思うっていうか、現場は楽しいし、興業を見たいのだし、個人的&ヲタ的には、それでOKなんですけど、
それに反して、彼女たちジャリタレ(笑)の気持ちには、近い将来的な目標の置きどころっていうのがあって、
そこが果たして合致してるのかしら?と思うのです。
興業だけを続けていて、有名に、ビッグになれるのかしら?(真野ちゃんは除く)
いや、興業としても、今のやり方を続けていて、はたして規模が大きくなれるのかしら?
つまり、彼女たちの望みや希望や願望(意味一緒)というのは、叶うものなのだろうか?
僕たちが応援することで、僕たちから搾取することで、それは実現するのかい? そーゆー疑問です。
というように、ちっぽけなヲタがひとり、ここで心を痛めているのです。
そんな中で、メンバーが辞めていってしまうチームを見せつけられるに、悲しい気持ちにどんどこなってしまい、
そのチームを応援すること(=現場で大暴れ)に、いささかの迷いというか、雑音が混じってしまったのです。
それで「俺、楽しんでいるのかしら」という自問自答のほうが、楽しさの先に立っちゃったわけで、
まぁ要するに、now鬱っぽい感じなのです。
プラス。やっぱり最近の楽曲にも疑問を持ってしまってて。
だから、これでこの楽曲で閉じたファンサークルを相手にするだけならいいんだけど、
「世間に目を向けてますよー」みたいな嘘を事務所は取っているのかが、わからないというか、しらじらしくてムカつくというか。
お仕着せのプロモーションなんて中途半端にしなきゃいいんですよ。
高いスポンサー料とか払ってまで、「美女学」とかやらなくてもええねんでですよ。
世間にアッピールする必要ないじゃん。
特定のファンのために存在するハロプロになっているんだから。
なんか、長期展望的な、未来の光がちょこっとでも見えるといいんですけどね。
せっかくの大型新人・スマイレージの売り出し方も、結局、特定ヲタだけを相手にした閉じたモノにしちゃったしねぇ。
★
じゃあ、なぜ僕が、ももクロちゃんに行くのか?というと、それはもう、代価行為でしかありませんなのです。
ていうか、どうせ閉じてるなら、ももクロくらいしっかり閉じてるほうが、見てても、体感してても、気持ちいいです。
少なくとも、スマイレージや、今の℃-uteより。
……あーあ、言っちゃった。
投稿情報: 尾上@地底探検隊 | 2010/08/04 15:46
> いや、別に「YOUたちは現場で楽しそうでいいなぁ。ポキリンは小難しい気持ちナリよ」
>ってことでないんですけど(笑)。←誰もンなこと言ってません。
そんな風には思ってないですよ。
てか、分かりますよ…とか安易に言っちゃいけないかもしれないけれど、根底にある気持ちは、似たようなもんだと思います。
他の方々はわかりませんけれども、自分にとっては、躁と鬱なんて、紙一重なので。
直視して考え込んで、ちょっと嫌になってしまうか、直視するのが嫌で、麻痺しちゃったフリを装っているか…って、結果の現れ方が、違うだけで。
彼女たち自身に希望が感じられない状況だったら、「応援」って言葉自体がむなしいし、彼女たちに元気をもらう…ってのも、うそ臭くなってしまいますからね。
真面目に考えれば考えるほど、自分が不真面目で身勝手で思いやりのない人間なんだと痛感します。
自分さえ、気持ちよければいいのかな…とか、所詮、応援なんて言ったって、自己満足なんだろう?
って。
じゃあ、そもそも、彼女たちから受け取っていると錯覚しているモノって、なんなんだろう…って。
結局、自分で脳内物質出して、自分で満足して…
それってなぁ…
正直、自分でもよく分からないんですよね。
この年齢になってまで、こんな事に現を抜かしている自分。
何のためにこんな事してるのか。
ここまで来ると、精神医学的な説明や、大脳生理学や、あるいは宇宙物理学的な説明の方が納得できるかも。
てか、単なる中毒なんですけどね(笑)。
でも、そもそも、彼女たちに対して、何らかの責任をまっとうできる立場でもないし…
結局、気持ちの問題にすぎないのであれば、考えるのやめちゃった方が楽かな~
とか。
むしろ、その方が、楽にやめられるかな~
とか。
彼女たちは、この閉塞感の中で、ナニをどう感じてるんでしょうね。
てか、嬉しくないですよね…こんな話(笑)
投稿情報: A | 2010/08/04 21:45
最近の事務所の取り組みへの疑問、彼女たちの夢の実現という目線において、今のハロプロは希望が持てるのか?っていったら、基本的に尾上師匠と同じ考えです。
尾上さんのようにナイーブな方が、夏ハロコンの現場に足が向かないのも理解できますよ。
私は真野ちゃんヲタ重症になってしまったので、ハロプロ全体の心配をする気持ちが薄れているのかも知れません。
投稿情報: ドングリーズ | 2010/08/05 00:55
[いいですね]
真野ちゃんは、ヲタ人気はいまいちだし、CDの枚数も、ヲタをターゲットにしているからもうひとつだけど、
その分、一般層へむけての展開をちゃんとやっているじゃないですか。
堤監督とか、アンドリウさんとか、サンリオとか、その成果がちゃんと出てきていて、
ヲタ=閉じたサークルだけを相手にしなくても、戦っていけるだけの地盤を築きつつあると思うのです。
だって、夏ハロコンを報じるネットニュースの見出しは、
「モー娘。真野ら…」みたいなのだったじゃないですか。
娘に次いで、2位の知名度があるってことですよ。
もう、ベリキューとか言ってる場合じゃなくなってるんですよ(閉じたサークル内ではベリキューは大事なんだけどね)。
次の真野ちゃんのシングルは、一般層にアピールできると思います。
それは枚数では見えてこないかもしれないけど、違う形で実感できると思います。
予言です。
投稿情報: 尾上@地底探検隊 | 2010/08/05 02:23
>A先生(←ガキさんへ推し変?)
今の事務所の考え方はなんだ!(怒)
彼女たちが可哀そうだ!(怒)
と、僕たちは憤ります。
梅田さん、有原さんの離脱後の活動を見るにつけ、グループ内格差における彼女たちの精神構造たるや、心配するどころではありません。
張り裂けそうに心が痛みます。
いくら僕らが声を荒げて応援しても、キャプテンと岡井ちゃんの写真集は出ないのです。
でも、栞菜は出せるのです。
ハロプロという鎖に繋がれているから、活動に制限が出ているのです。
それで、いいのか?
それで、彼女たちは、なりたい自分になりえるのか?
ベリは武道館でコンサートできるのか?
舞美は女優になれるのか?
一般性ってなんなんだ!?
これが、僕がここ最近ずっと思っている悩みでした(それと楽曲のコトもね!)。
ハロプロ全体をマクロ視点で見た話です。
★
これを、コンサート現場や、グループ単位というミクロな視点で見るとします。
すると。
それでも。僕たちは現場が好きじゃないか!
っていう、揺るがない想いがムクムクを頭をもたげてきます。
なんで好きかっつーと、好きな子がそこにいるからです。
おそらく悩んでたりする彼女たちが。
だけど、あのステージの上にいるのは、そんな気配が微塵も見えない、巫女とか天使とかであって、
その姿を見て、歌を聴くとき、
問答無用の理屈抜きで、僕らは元気を見せてもらったり、癒しを感じたり、感動させてもらってますよね。
あっちが投げてこっちが受け取ってるんじゃなくて、
こちらが勝手にそういうふうに感じとっているんです。
脳内、上等じゃないですか。
だって、好きな子の歌を聞いたら楽しいんですもの。
「楽しい」と感じるのは、脳内から分泌される麻薬物質のおかげじゃないですか。
その楽しんでる僕らの乱痴気騒ぎを見て、ステージ上の彼女たちはキモイのでしょうか?
いいや!
喜んでますね。
僕らの笑顔が彼女たちに自信とか喜びを与えているのですよ。
キモヲタ幸せ配達人ですよ。
★
彼女たちの未来を憂いてしまう。でも現場の祭りは楽しい。
この両輪は誰もが思っていることで、みんなそのバランスに苦しんでたり、あんまり考えてなかったりするのですが、
僕は、今、たまたま苦しんでしまっているんです。
頭ではいろいろわかってても、希望を感じ無い今のハロプロがつらいのです。
気持ちよくなるために、彼女たちの笑顔を見るために、あの場所に行っていたハズなのに。
感情移入も度が過ぎるとロクなこっちゃない、ということなのです。
8日の中野の夜。
楽しみなんですよ。
投稿情報: 尾上@地底探検隊 | 2010/08/05 14:25