※注※以下は、すべからくが主観に基づいており、他の意見の聞く耳をあえて持たないで書いております。
すべて「おまえの気の持ちようちゃうんか?」という話です。ただ、ソレを言うと世の中全部そうなので、あえて外的要因ってことにしています。
そこ前提で読んでください。
否、読まないでいいです。
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℃-uteにとって激動の年になった2009年。
メンバー以上に翻弄され、ショックな事態を叩き付けられてきたのは、ヲタである僕たちだったと思います。
・有原栞菜の休業
・当てこすりのようなシングル「ByeByeBye!」
・ゲキハロ「あたるも八卦」…に関しては特にもぅ言う事はない
・有原栞菜の脱退発表
・ベリキュー初となるカバー曲でのシングル「暑中お見舞い申し上げます」
(↑↑↑ジンギスカンの存在を忘れてました)
・梅田えりか、突然の卒業
・まさかのメンバーカラーの強制変更
・驚愕の新曲(当時)「SHOCK!」
ネガティブファクターだけでもこれだけありましたから。
そして自分的にショッキングだった1日。
あ、コレは、わりと良い意味だけど。
「2009年9月10日 キュートの日」
この日は、自分の中での℃-uteという存在の位相が大きく変わった日でした。
位相とか、よくわかんないですよね。
なんというか、心の中の位置付けですかね。
「好き」とか「可愛い」が、「それだけじゃないナニか」…もっとデカい存在感になったというか。
まぁ、何? 言うなれば「恋」じゃなくて「愛」?
レインボーマン的な意味での「愛」。高橋愛じゃなくてね。
そう思えたんです。
アレ以降、℃に対して「萌え!」的な感情とか、「個別の推し」の感覚が減ってしまったのです。
コレって、ある側面では「萎え」とか「枯れ」なのかもしれないんですけど、相変わらず熱量は高いのです。
だから「愛」だろうと。
…やっかいだねぇ。
勘違いかもしれないねぇ。
★
しかしこれ以降。2009年末から、2010年の5人での℃-uteの活動は、どこか歯車が掛け違ったままというか、
「キュートの日と直結してない」という感覚がありました。
・舞美のMC。
・梅さんの決意と気合い。
・最後に6人全員歌った、はじまりの唄「わっきゃない(Z)」の感動。
「キュートの日」で見た、感情の爆発というか、彼女たち自身から発せられる、魂のヴァイブレーション的なものが見えない感じがしたんです。
事務所主導による無味無臭な活動という感じになってしまった(もどってしまった)なぁ、と。
端的なのはメンバーカラー変更事件ですかね。そのほかもいろいろ。
まぁ、そんなのはハロプロではおなじみと言ってしまえば、そのとおりなんですけどね。
唯一、舞美の髪切り事件は彼女なりの抵抗なんだなぁ…と感じました。是非はともかく。
★
じつは、この春ツアー「ショッキングLive」で僕がずっと不満というか、漠然と感じていたのはそういう部分でして。
要するに「シンクロしない」のが不満だったんです。
・歌もソロとかあって、すごくイイ!
・ダンスもキレキレで超かっこいい!
・MCコーナーも趣向を凝らしながら、素を見せてくれる楽しさで満点!
くれぐれも言っておきますが、「ショッキングLive」というのは、そういう素晴らしいコンサートです。
僕は高く高く評価しています。
ただ、「あの日はとてつもない一体感を感じたのにな…」という不満が、ずっとあったんです。
これは、コンサートの内容とか、出来不出来じゃなく、もっと根源的なお話です。
思えば、℃-ute名義でリリースされた鈴木愛理ソロシングル「SHOCK!」と、
評価が基本的に否定な方向のアルバム「ショッキング5」を引っさげてのツアーでしたから、
ファンのテンションがマイナスからスタートするのは当然なワケです。
初日の1曲目なんて、一部ヲタががんばって無理矢理盛り上げてやってたほどで、もう痛々しかったですからね。
★
真野ちゃんは雑誌表紙&お芝居等で活動は順調(CD売り上げは別の話)、
スマイレージのメジャーデビュー、
Berryz工房はタイ公演&アニメ主題歌のタイアップ、
モーニング娘。のTVレギュラー増加など、
花々しいニュースが溢れる中で、さして明るい話題も無く(舞美のピラメキーノと舞台くらい?)、
明らかにファンが離れていった℃-uteを取り巻く状況。
前述の「キュートの日」、「梅さん卒業コン」、「よみうりランドイベント」、「ハロプロANNEX」、「キューティーランド4」、「正月コン」、そして雑誌やラジオでの発言。
彼女たちは異口同音にこう言い続けてました。
「5人になったからパワーダウンしたと言われないように」と。
決意表明とも取れる言葉ですが、その底にあるモノは、とんでもない大きさの不安です。
口にしている段階で不安に負けていると発表しているようなものです。
梅田えりかの卒業をふっ切れていないんだと、言ってるようなものです。
不安な気持ちを抱え、でもそれを押し殺してきたコンサートツアーだったのです。
★
千穐楽。
最後の最後で、殺してきた感情が爆発してしまいました。
中島早貴の最後の挨拶でした。
「5人になって最初のツアー。本当に不安で。幕が開いたらファンの人がいなかったらどうしようって。ずっとずっと怖かった。でも、こうやって皆さんが来てくれてる。声援をくれる。本当にうれしいです! ありがとうございます」(ウロ覚えなので意訳&脚色)
唐突に、堰を切ったようにポロポロと涙を流しながら、中島“抱え込むタイプ”早貴は語ってくれました。
嗚呼、こんなにも不安を抱えていたのか!
僕らの声が、存在が、ここまで彼女たちを支えていたのか!
なっきぃの“告白”を聴きながら、僕はモライ泣きする以前に、そう思ってエリを正していました。
僕たちには、彼女たちを支えることが出来る。助けることができる。
気持ちの力で。
一体感が生まれなかったのは、僕の心が離れていたからだ。
彼女たちは、こんなにもヲタを信じてくれようとしてるのに。
不安に負けそうな気持ちを、奮い立たせたのは何か?
このツアーのMCで、愛理はファンレターの話をしたり、メンバーの団結を感じさせるエピソードを話してくれましたっけ。
それがそのまま答えじゃないかと!
何よりも、ファンのため、全開の笑顔と全力のパフォーマンスを見せてくれたじゃないかと!
★
最後のダブルアンコールで歌ったのは、奇しくも「キュートの日」の最後に6人で歌った唄でした。
はじまりの唄「わっきゃない(Z)」。
あの日歌ったのは、去ってゆく梅さんのため。6人最後での思い出のため。
でも、この日は、もう一度最初からはじめるために歌ったような気がします。前を向くために。
だから、たくさんの不安も、
事務所の無策も、
迷惑ヲタの愚行も、
自分たちを取り巻く状況も、
そして5人になったことも、
全部を「わけないぜ!!」と歌い飛ばしてたように思えました。
★
今が駄目でもいいじゃないか。
やっと100回コンサートをこなした程度なんだ。
まだまだ先は長い。
5人の人間のパワーはまだ、こんなもんじゃないんだから。
そう信じてる…つーか、彼女たちをパワーアップさせるのはこっちの仕事なんだよね。
空いた穴は、ダレが埋めるって話しでも無いんだよね。
求め合って、与え合って、それで完成する空間と、僕たちの関係。
きっと、とても簡単な答え。
でも難しい答え。
まだ、僕には見えない。
だから見続ける。見続けたい。
でっかい夢を、一緒に見れるように。
大きな空に自慢できるように。
そうあの日思えたし、今、書きながらもやっぱり思える。
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