今。モーニング娘。のファンサイトがいくつも閉鎖しているそうです。
自分も以前良く見ていた「レイフォース」という田中れいなさんの大手ファンサイトが閉鎖したそうです。
6月20日のことでした。
ほかにも、道重さゆみさんのファンサイト、高橋愛さんのファンサイトなど、いくつもこの時期に連続閉鎖しています。
今日びファンサイトなんて流行らないって言い方もできますが。
ただ彼らの多くはファンすらやめたようなのです。
何があったのか? どういった心境の変化があったのか?
「こころがおれました」…そう言ってレイフォースは閉鎖しました。
心が折れるとは何なのか?
何があったのか?
6月20日にあった「しょうがない夢追い人」のシングルイベントがひどかった、という事実から導かれる推理しかありません。
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ファン活動とは、欲望のある種の形です。
「顔を覚えてもらいたい」「歌を聞いていたい」「可愛いから見ていたい」「(極論)恋人になってほしい」「お近付きになりたい」「何よりも愛しい」「自分が幸せになる」「勇気とやる気をくれる」「癒される」「ただ応援したい」
ファンになった理由、ファンであり続ける理由は人それぞれでしょう。
それぞれの理由だけど、みんな同じファンになって、同じファン活動をしているのです。
自分の欲望を叶えるため。
叶わない欲望もあるけど、それはそれで絶対駄目なものだからこそ欲しがるという、
ある種のMっ気全開というか(笑)。
そんな中には、ささやかな欲望もあります。
ただ応援していたい。見ていたい。歌声に身をゆだねていたい。
それだけ。
でも、ささやかな欲望すら、打ち砕かれたら?
モチベーションを失うこと。それが心が折れるということ。
心を折ったのは誰か?
なぜ折られなければいけなかったのか?
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自分が無欲の聖人でない限り欲望はあり、それを発露するために応援は続きます。
応援する以上、僕にもアナタにも、心が折れる瞬間はくるかもしれません。
怖いけど、だからって応援は辞められません。
ファンサイトを運営するということは、愛と欲望を形にしての告白大会です。
ブログだって、コンサートで大声出すのだって全部応援のカタチです。
応援は「自分が興味を失うまで」、「何かひどい目にあうまで」、「告白が退けられるまで」、
絶え間なく続いてゆく戦いです。
僕らからの告白は届かなくても、僕たちは受け取っています。
生きるというチカラを、努力の尊さを、憧れの輝きを。
それを武器にして戦うんです。
戦う敵は事務所じゃありません。世間じゃありません。ましてやメンバーではありません。
自分の心です。
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矢尽き刀折れ、戦場を去ってしまった、偉大なる先人たちへ…「ありがとうございました!」
そうですか、
うまく言葉が見付けられません。
が、心が折れるまで心を尽くし抜いた先人の方々が、何でも良い、再び何かを見付けて、心から笑える日が、また自己の魂を燃やせる何かが見つかる日が来る事を心奥で祈りたいと思います。
投稿情報: ロー | 2009/07/07 07:47
普通は「いい年してアイドルって…」的な目線で語られますから、卒業っていわれるんですがね。
でも傾けた情熱はどこにいくのか?欠けた心の補完はどうなっちゃうのか?
ある意味、それも自分で選んだのだから、仕方ないのでしょうけど。
自分は、どうせ卒業するなら、心が折れたのではない道がいいです。
だから、気の済むように戦っていくしかないんですよ。
投稿情報: 尾上@地底探検隊 | 2009/07/08 10:56