ハロバカ3人(現地で2人合流/笑)による名古屋遠征。
20日は、℃-uteコンサートツアー2010春~ショッキングLive~
21日は、スペシャルジョイント2010春~感謝満開!真野恵里菜2周年突入 & スマイレージ メジャーデビューへ桜咲け!ライブ~
いやはや濃密な二日間でした。
そして、正直に書くと、21日のライブ。僕は楽しむことができませんでした。
スマイレージには厳しい立場を取っているから、ではなく。真野恵里菜の歌の実力が…とかでもなく。
いろんな要因があることなのです。
あ、20日は普通に楽しみましたよ。
で、まずはスマイレージについて感じたことを、つらつらーーーっと。
★
思ったのは、「スマイレージって、こんなものなのか?」ということです。
ハロプロエッグというのは、こんな程度の実力だったのかな?と。
必死さも、熱量も、歌の技術も、パフォーマンス能力も、とてもじゃないけど会場を熱くさせるほどじゃなかったような気がしました。
実はそれは、正月コンのときから感じていたことなんです。
あの時のスマイレージの4人からは、「あぁ!」の佐保明梨のような気合いや、「新ミニモニ」のカリン様の必死さみたいなものをまったく感じなかったのです。
もちろん、新人だからしょうがないんです。緊張のなかで実力をフルに発揮することも難しいでしょう。
でも、あの4人がステージに出た瞬間、中野サンプラザがとてもとても広く感じたんです。
ずっと、なんでかなーと思っていたことでした。
そして名古屋。
会場は盛り上がっているんですよ。
コールも熱く、オドリストは踊り狂い、マサイは跳ね、ウザイコトこの上なかったわけで。
でも、なんか、会場(ファン)側が無理してノッテいるような、そんな印象を受けました。
お義理…というか、お布施コンサートというと正しくも皮肉でしょうか?
「ここで盛り上げないと、新人を俺たちが育てないと、未来が無くなってしまうから」という危機感からくる、半ばヤケクソのような盛り上がりだったと、僕は感じました。
いわゆる、「推しモチ」というやつですな。
僕の印象では、矢野大先輩の現在のヲタ活の原動力は、その一点に尽きると感じています。
先輩、意外に認識厨だし(笑)。
僕はというと--℃-uteへの感情移入うんぬんは別にして--まったく熱くならない自分に驚いていました。
歌そのものは楽しいし、ノリもいいのに、ちっともノッテいない自分がいました。
これは困ったことになりました。
鳴り物入りでデビューする…ハズの新人に、僕は魅力を感じていない。
感じていないっつーか、彼女たちを理解できないんです。
Berryz工房から僕が卒業できた(まだコンサ行きますけどね★)のは、
これ以上ないほどの感動を、成長し切った彼女たちから、もらえたからでした。
でも、スマイレージは、実力も感じないし、必死さも感じないし、努力の跡が見えにくい。
常になにかで堅くガードされているような…言ってみれば「温室アイドル」な気がしてしまうのです。
必ずしもアイドルは泥臭くなきゃいけないわけじゃないんですけど。
感情移入の隙がないんですよ。
新人なのに芸暦は長くて、達観してるような、こまっしゃくれているような、
それでいてトークとか、たいして出来なくって…。
ダンスや歌は、ハロプロ先輩たちのコピーでしかない。
そういう「歪さ」だけの、「類型的なハロプロっぽいアイドル」という感じのグループに思えるんです。
真野ちゃんのような、ハロプロらしからぬ意外性も、
℃のような温かみも、Berryzのような圧倒的存在感も、なにも感じ無いんです。
悪く言えば、少女演歌歌手の「さくらまや」のような、そんな、気持ちの悪さがスマイレージにあるんです。
つまるところ、グループとしての個性が見えてこないんです。
そんな彼女たちの歌は、僕には響いてきませんでした。
★
じつは、この名古屋と4月3日の渋谷CCレモンでのコンサートを見たら、
スマイレージと真野ちゃん、双方に対するヲタ活動の方法論を変えようと思っていました。
何かを切って℃-uteをより先鋭化する…というのでもないのですが、単純に身が持たないというか(笑)。
だから、ファーストコンサートツアーで、彼女たちには、僕を満足させてほしかったのです。
まぁ、そこまで行かなくても、なんか「気が済んだ!」と思わせてほしかった。
もしくは、その魅力の虜にして欲しかったのかもしれません。
でも結果は、こうだった。
だけど、思いました。
だからこそ、スマイレージに正面から向き合わなきゃいけないんだろうな、と。
僕は、スマイレージから感動をもらうまで、彼女たちを見続けなきゃいけない気がしてきました。
……こいつは困ったなぁ。
次回、真野恵里菜につづく
スマイレージ、私としては尾上さんほど乗れなくはないですが、あの4人の独特の空気感は、「常になにかで堅くガードされているような…言ってみれば温室アイドルな気がしてしまう…」という尾上さんの表現、分かるような気がします。
4人しかいないから、1人1人のウェイトが大きい中で、和田ちゃんとかが持ってる独特さとか、花音ちゃんが持ってる黒さとかが、グループのイメージを大きく作っていて、何か「幸せ感」「仲間感」がない。なのに夢のメジャーデビューに向かってがんばっている…という表面的な事実、そして既に事務所が丁寧に敷いているレール、その外見の充実と中身の見えなさのギャップみたいな感じが、乗れないいちばんの原因のような気もしますねぇ…
コンサートって、乗れないと急に俯瞰で見ちゃうっていうか、天井とか、非常口のランプとか、醒めたものに目が行っちゃいますよね。だから広く感じたりするんですかね。
投稿情報: ドングリーズ | 2010/03/24 23:02
[いいですね]
そうですねぇ。なんなんでしょうね。
僕の性根が判官びいきだからなのかなぁ。
レールの上を走ってるようなアイドルに、あまり興味がわかないんだよなぁ。
でも、いま追いかけたくなってるんですよねぇ。
エネルギーかかるんだけど。
スマイレージのキャラ解説みたいなのって、近いうちに書ける気がするなぁ。
投稿情報: 尾上@地底探検隊 | 2010/03/25 01:19